「松村義士男」という人をご存じでしょうか? 多くの方は首を横に振ると思います。
敗戦後、大量の日本人が避難民となりました。朝鮮半島は38度線で分断され、南側はすぐ帰国できましたが、北側はソ連が占領し日本人の移動を禁じました。 日本人は飢餓と伝染病(チフス)に苦しみ、多くの人が塗炭の苦しみのなかで息絶えました。
そんな地獄のなかで引き揚げに尽力したのが松村義士男です。松村は共産党の再建活動に関わったとして検挙されたこともあり、北朝鮮共産党とも人脈があって、そのパイプを活かして引き揚げにつなげました。
しかし歴史が風化し、今では松村義士男という名前も忘れ去られました。 その人物に焦点をあてたのが「奪還:日本人難民6万人を救った男」(新潮社・令和6年6月発売)です。
北見昌朗は本書を読み、熱く込み上げるものがあり、韓国在住の城内康伸氏を招きました。
1962年、京都市生まれ。日本経済新聞社を経て中日新聞社入社後、ソウル支局長、北京特派員などを歴任し、海外勤務は計14年、朝鮮半島情勢に関する取材歴は30年を超す。論説委員を最後に2023年末に退社し、フリーに。
著書は最新刊『奪還―日本人難民6万人を救った男―』をはじめ、 『シルミド―「実尾島事件」の真実―』 『猛牛(ファンソ)と呼ばれた男―「東声会」町井久之の戦後史―』 『北朝鮮帰還を阻止せよ 日本に潜入した韓国秘密工作隊』 『昭和二十五年 最後の戦死者』(第20回小学館ノンフィクション大賞優秀賞) 『金正恩の機密ファイル』など。
参加方法必須
会場で受講するオンラインで受講する
会社名必須
役職必須
参加人数必須
お名前必須
お名前(2人目)
携帯番号必須
メールアドレス必須
懇親会参加の有無必須
懇親会に参加する懇親会に参加しない