古文書の世界

愛知県名古屋市の双光エシックス(株)では、歴史的な資料や文化財を未来に残すために、電子化を推進しています。

古文書を解読する面白さ

双光エシックス(株)には、古文書が大好きな社員がいます。彼は大学で日本史を専攻し、今では双光エシックス(株)で古文書のスキャニングに従事しています。彼に古文書の面白さについて語ってもらいました。

古文書の魅力

こんにちは、私は双光エシックス(株)の古文書担当です。大学で日本史を学び、卒業後は古文書のスキャニングを通じて日々貴重な資料に触れています。今日は、私が感じる古文書の面白さについてお話ししたいと思います。

  • 歴史の生き証人
    古文書は、過去の人々の生活や思考、出来事を直接知ることができる「生き証人」です。例えば、江戸時代の町人の日記を読むと、その時代の風俗や商取引の様子が手に取るようにわかります。
    現代では考えられないような出来事や習慣が、そこには記されています。
  • 解読の楽しさ
    古文書を読むには、独特の文字や書き方に慣れる必要があります。しかし、その難しさがまた一つの魅力です。解読できたときの達成感は何物にも代えがたいものがあります。
    また、文書の中に隠されたメッセージや真実を見つけることは、まるで謎解きのような興奮があります。
  • 日本の和紙の素晴らしさ
    日本の和紙は、保存性に優れた世界一の紙です。奈良の正倉院文書に代表されるように、千年以上前の和紙に書かれた文書でも、現在でも読むことができます。
    その耐久性と美しさに触れるたびに、日本の文化の素晴らしさを再認識します。
  • 貴重な資料の保護
    古文書の最大の敵はシバンムシ(古本死番虫)などの害虫です。紙を食べてしまうこれらの虫から古文書を守ることも私たちの重要な役割です。
    デジタル化を進めることで、これらの貴重な資料を永遠に保存することが可能になります。
  • 現代へのメッセージ
    古文書には、現代に通じるメッセージがたくさん含まれています。歴史を学ぶことで、私たちの社会がどのように形成されてきたのか、過去の教訓をどのように生かすべきかを考えることができます。
    古文書の中に込められた先人たちの知恵や経験は、私たちにとって貴重な財産です。